CentOS 6.5 へリモートデスクトップ接続 (xrdp)

以前 ubuntu 12.04 でやっていた Windows から Linux へリモートデスクトップ接続を CentOS 6.5 で試します。

CentOS 7.1 の場合は http://cobitech.blogspot.com/2015/12/centos-71-xrdp.html を参照してください。

xrdp のインストール

1. EPEL を使用できるようにします。

今回は xrdp のインストールに EPEL を使用します。 端末を開き以下のコマンドを実行します。

$ sudo rpm -Uvh http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm

http://fedoraproject.org/wiki/EPEL/FAQ#Using_EPEL を参考にしました。

追記: sudo yum install epel-release でインストールできるようです。

2. xrdp パッケージのインストール

端末を開き、以下のコマンドを実行します。必要なパッケージも一緒にインストールしてくれます。

$ sudo yum install xrdp

(2014/11/4:追記) 一部足りないモジュールがあるようです。以下のコマンドでインストールされます。

$ sudo yum install tigervnc-server

ファイアーウォールの設定

ファイヤーウォールの設定で 3389/tcp を追加します。

1. システム → 管理 → ファイアーウォールを開きます。
2. その他のポートを選択し、追加(A) を押します。


2. 3389/tcp を選択し OK(O) を押します。

3. 適用を押します。

4. 確認を求められるので はい(Y) を押します。

日本語キーボードの設定

インストールしたままでは日本語キーボードに対応していませんので設定ファイルを作成します。

1. [Xrdp-devel] Keyboard issue and Japanese Keyboard Layout から km-e0010411.ini をダウンロードします。

2. km-e0010411.ini から km-0411.ini km-e0200411.ini km-e0210411.ini を作成し、/etc/xrdp 以下にコピーします。以下はコマンドの例。

$ cd /etc/xrdp
$ sudo cp ~/ダウンロード/km-e0010411.ini km-0411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini  km-e0010411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini  km-e0200411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini  km-e0210411.ini

サービスの開始

1. サービスを開始します。

端末を開き、以下のコマンドを実行します。

$ sudo service xrdp start


2. 起動時に自動的に開始するようにします。

端末を開き、以下のコマンドを実行します。

$ sudo chkconfig xrdp on

設定を確認

$ sudo chkconfig --list | grep xrdp
xrdp            0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

再起動後、有効になっているか確認

$ sudo service xrdp status
xrdp (pid 2226) を実行中...
xrdp-sesman (pid 2230) を実行中...

Windows からの接続

1. リモート デスクトップ接続 を起動します。コンピューター(C): に CentOS のホスト名を入力し 接続 (N) を押します。

2. ユーザー名とパスワードを入力し OK を押します。

3. 接続できました!

以上です。お疲れ様でした。接続に使用したリモートデスクトップ接続のバージョンは以下の通りです。

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